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さて、市役所の上田さんいわく、ここのところの悪天候でずっと曇りや雨続きだった のに、今日はひさしぶりの晴天、とのこと。 時折ガスが上がってきて目の前が真っ白になる時もありましたが、ガスが晴れると 戸隠山系、黒姫山、ナントカ山、、、などなど360度グルリと山に囲まれているのが よくわかりました。 そうこうしているうちに美しいサンセットが現れました。 チェックポイント通過して右に迂回していった先には視界が広がる場所があり、 去って行った選手の方角から 「うぉ~~~~~~!!!!!」 「すっげーーーーー!!!!!」 なんて、声が聞こえてきていました。 速い選手だけが見ることができるサンセット。 さて、上田さんが困り顔で言いました。 「去年は小雨まじりだったからあまり寒くなかったんだけど、ここまで晴天だと 夜はかなり冷えるかもね」 じぶんが晴れ女だということは、内緒にしておきました。 でも、ランナーにしてみたら雨の中を走るよりは雨が降っていない方が何倍もマシです。 第一瑪瑙山を登ってくる時点で相当な汗をかいていますから、走り続けている限り 寒いなんてことないのです。 ランナーにしてみれば、、、って話で、コース誘導係にとってはこの晴天は寒くて 過酷な長い夜の始まりのサイン?・・・だったのです。 トップ集団には今回アメリカから招待されたJann Shelton というランナーも入って きました。 patagoniaのアンバサダーで、100kmレースの記録保持者の彼女。 スタート時には黒のブラトップとマイクロミニ短パンで、みんな「えー!」っと 大注目。 スタート後の最初のエイドステーションで応援中、給水後に出発する彼女を見つけ 写真を撮ってみました。 それがこちら ↓ 。 patagoniaの知り合いがいたので聞いてみたら、あれはアンダーウェアとして売っている もの。。。 ということは、Jannちゃんは下着で走っていたってこと!!?? さて、スタートから12時間ほどののち、99km走り続けて1700mの山頂に来る Janeちゃんははたしてどんな格好なんでしょうね~? なんて4人で話していたら ええええ~~~~~???? おんなじ恰好のまま!!! すごいプロ根性です。 ・・・っていうか、寒くないのか? トップ集団がサンセットの時間から1時間ほどで走り去って行ったあと、その次の 集団がポツポツと山頂の通過ポイントに現れて去っていきました。 山は日が落ちると一気に暗くなり、冷えてきます。 今回、わたしは重ね着できるアウターをいくつか持って行きました。 でも、寒いからといってすぐに全部着こんでしまったらもっと寒くなった時になにも ないのは悲しすぎる、、、、と思い、すこーしずつすこーしずつ小出しに重ねて いこうと決心。 最初にうちは、ユニクロヒートテック、patagoniaキャプリーン2、マウンテンハードウェア フリース、ジーンズにウールの長ソックス、、、、で。 これで6時台は耐えられたのですが、徐々にそれでは寒さがしみてくるように。。。 そこから小出しで30分ごとくらいに防寒具を追加投入していくことに。。。 まずは ネックウォーマー ↓ フリースの上にpatagoniaフーディニ。 ↓ ジーンズの上にレッグウォーマー。 ↓ フーディニの上にレインギア。 ↓ ニットキャップ ↓ ジーンズの上にカーゴパンツ ↓ そしてついに22時ころには、最終兵器「ダウンセーター」登場。 自衛官の清水さんがダウンを一番下にして、上はウィンドブレーカーにしなさい とアドバイスしてくださり、着ていったものを逆に着なおしてみたら やはり温かい空気が体の中に循環している感覚になり、だいぶ温かくなりました。 でも男物のダウンセーターを一番下に着込んで上から重ねていったものだから 温かいけど上半身はまん丸に! 山頂で迎えた会員さんのK田Yこちゃんが「たんさんっ、だるまさんみたい!」 と・・・・。 手はかじかむので軍手です。 かじかみながら仕事を続けました。 1時間交代でゼッケンチェックを行い、開いている時間でテントの中で夜ごはん。 セブンイレブンのお弁当だけど、あのシチュエーションだからとってもおいしい! 冷たくなってしまったので、レンジで温めたかったけど。 22時も過ぎると気温はどんどん下がってきます。 瑪瑙山は漢字の『山』という形 そのものの山頂がとんがっている形なので、風が思いっきり吹きすさぶのです。 でも、大きな声を出して上がってくる選手に声援をおくっていると、お腹を使うので 自家発電的に温かく感じてました。 20時過ぎくらいから仲間うちや知り合いも通過するようになり、いよいよ私が今回 「あえて」瑪瑙山を選んだ本来の目的を果たせるチャンスがやってきました。 葉山トレイルランニングクラブで、クラブ設立当初から一緒に走っているGちゃんは 去年はペーサーというバディをつけていたけど、今年はピンで挑戦。 足取りも軽そうに、気持ち良さそうに瑪瑙山の下りを走って行きました。 いまや葉山逗子で一番早いんじゃないだろうかという仲間内のホープ、psiちゃんも ペーサーのKさんといいペースで到着。 苦しいところをがんばって上がってきた顔は まだまだいける余力が見えました。 辛そうに走っている人、脚を引きずっている人、山頂で栄養補給と休息と記念撮影を する人、ペーサーと喧嘩してたみたいな人・・・・仲間を含めいろいろな人が通過していく チェックポイントで、去年私がしてもらったことを一生懸命お返しのつもりで、声を出して 応援しました。 12時から1時が一番通過が多い時間帯。 3時半のゴール制限時間を目前にして、選手たちにも疲労と焦りが。 ゴールまで11.2kmの地点だったのですが、ロードの11kmとは違いトレイルの 11.2kmは登り下りがあるのでもっと長く感じます。 でも疲労困憊ながらも、あと11kmでゴールだって思うと、必ず行ける!っていう 気持ちに切り替わっている様子がうかがえました。 この時間帯で出会った仲間たちも、最後まであきらめないで先のトレイルへ 入って行きました。 さて、私たちの仕事はまだまだ終わりません。 最終ランナーが通過して、スィーパーという最後に走ってくる大会スタッフが 山頂ポイントに到着した時点で記録取りは終了。 通過チェック表と、リタイヤ者を記入するジャッジペーパーを渡して、任務完了です。 時に2時AM。 寒さもマックスです。 テントをたたみ、近辺の方向案内看板を抜いてまとめ、毛布をたたみ、こまごました ゴミをまとめ、、、、、山頂でリタイヤした方とじぶんたちの荷物を持ち、12時間近く 滞在した1日だけの職場を後にしました。 ヘッドライトが連なって上がってくるのを上から見ていた場所は、もうただの静かな山。 下りの瑪瑙山はまっくらで、転ばないようにでも早く降りたい一心で足早に下山。 軽トラのヘッドライトが靄の中に見えて、ようやく終わった~~~という気持ちになりました。 またガッタゴットとゆられて最初に行ったエイドステーションへ。 ここももう片付けがすんでしまった後で、妙高市役所の方たちが待っていてくれました。 ワタシは仲間のゴールが見たかったので、まだ山に残っていた自衛官の清水さんたち よりも先に下山させてもらったので、ここでお別れ。 怪我してリタイヤしてしまった選手の方と、別の車でゴール地点まで送っていただくことに なりました。 車に乗ったとたん眠りに落ち、起こされたらゴールの飯縄高原スキー場でした。 またまた一気に表舞台へ逆戻り。 瑪瑙山の山頂で私たちがゼッケンチェックをした同じ選手たちが、数時間の頑張りののち このゴールまで辿り着くことができたんです。 私からしてみると、なんか時間を飛び越えてワープしてきたような気分でした。 さて、仲間内は無事完走した人もいたし、残念ながらリタイヤの人も。 でもみんなお互いがお互いの健闘をたたえていて、すっごくいい笑顔でした。 ワタシも本当にボランティアをやってよかったと思いました。 大会の運営を少し垣間見られたことも、こんなに大勢の人たちによって大会が 進行していることを知ったのも、郷土愛にあふれたナイスpeopleが誇りをもって 仕事している姿を見たのも、裏側に入らないと会えない人たち出会えたのも、 本当にすべてがいい経験でした。 なにより、私の仕事はコース誘導なのでランナー1人1人の顔を見て声をかける ことができたこと。 そして仲間の一番つらい局面で身近に応援できたこと。 これらが、今回もっとも嬉しくやってよかったと思ったことでした。 12時間近く山のてっぺんにいたのはもちろん寒かったけど、でもそれ以上に 心の中はずっと感動しまくっていたのでなんだかいつもポカポカでした。 2週間後、今度は斑尾50kで選手として出場します!! また違った目線でレースに臨むことができそうです。 (長文お付き合い感謝ですっ!)
by tan-workout
| 2011-09-27 00:42
| トレイルランニング
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